大学受験生を持つ保護者、家族、親の心得や子供との接し方、アドバイスなど、実際に体験されたかたの体験談を集めました。
北陸に住んでいる三人の子どもを持つ父親です。地元の会社に勤めていたサラリーマンです。三人とも大学を卒業しました。長男は県立高校から関西の私立大学へ、次男は私立高校から関東地方の公立大学へ、三男は私立高校から東京の私立大学へ進学しました。
高校三年生になった時から担任のアドバイスを受けて両親と本人とで話し合いました。長男と次男は最初から大学進学を目指していましたが、三男は夏休み後に大学進学を決めたのでこちらの当てが外れました。
話し合いの結果、何処の大学を受験するのかは本人に任せました。
志望大学については知っていましたが、詳しい事までは解りませんでした。情報収集は一般書店で販売されている大学案内を利用するしかありません。今のようなネットでの検索もありませんでした。
高校で実施される補習の他に長男だけは予備校の衛星放送による受験講座を受講しました。県立高校での補習だけでは足りないと思われたからです。それ以外は利用していません。次男と三男は私立高校ですが県内でも大学受験に対して特に力を入れている高校ですから他に利用する必要はないと判断しました。
模試は高校が選択したものを受験しました。
受験費の他に現地へ行く交通費、現地での宿泊費が必要でした。親戚は無い所ばかりでした。一人5校ほど受けますから宿泊費と合計すると一人15万円程はかかりました。
高校の担任から「関西の有名一流大学に推薦できます」との話がありましたが長男は我が家の経済的な面を考え、そしてまだ下に弟が二人いることなどを考えたのでしょう、断りました。
長男は第一志望の国立大学を受験したのですが不合格でした。三月に入っていたので浪人するかどこか受験するか考えて、浪人して経済的な負担はかけられないと思い私立大学の二次募集を受けました。結局、その私立大学に進学したのです。
今考えるとちょっと可愛そうにも思いますが、その時は最善の判断だと思いました。今になって思えば可愛そうなことをしたと思います。
次男は私立高校でとても頑張っていましたので私が担任と連絡ノートを通してよくコミュニケーションをとりました。
担任の考え方や指導法方法はよく理解できましたので安心して任せていました。
三男は夏を過ぎて進学を決めたので大丈夫かと思いましたが、東京の有名私立大学に推薦で入学できました。三男は高校も推薦だったのであまり勉強したようには見えません。
長男と次男はよく勉強していたと思います。勉強する時期にしっかり出来たことは嬉しいことです。
大学に合格すると今度は部屋探しです。本人と両親3人で現地へ行って不動産屋さんを回ります。その地方によって不動産の手数料などが違う事もあり後で失敗したこともあります。
大学の紹介する不動産屋は安心です。物件によっては大家さんに直接連絡できるところもありました。そういうケースでは仲介手数料は必要ありません。
2年生になる時にアパートを変わることになり、解約を申し出ました。部屋のリフォームが必要であるとの事で、敷金以上に請求されました。
特に異常な部屋の使いかたをした訳ではありません。通常の使い方です。壁紙の張り替えをすると言うのですが、そんな費用は払えません。
当初の敷金だけはしょうがないと思い敷金の一部が戻ることは諦めました。敷金を超える部分は払いませんでした。
不動産業者からは何度も家に電話がかかてきます。そのたびに払えない旨、伝え、これ以上請求するのなら消費者センターに相談する旨、話しました。その後は連絡が亡くなり解決しました。
部屋を決める際には不動産業者の選択が大事になります。