大学受験生を持つ保護者、家族、親の心得や子供との接し方、アドバイスなど、実際に体験されたかたの体験談を集めました。
私は46歳の会社員。今年、息子が志望校である都内の有名私立大学に合格し、何とか目標を達成させてやる事ができました。
高校時代は中堅の都立高校でいつも下の方の成績であえいでいた息子が見事に有名私大に合格し、親としてもほっと胸をなでおろしています。
超一流私大とは行きませんが、何とか有名私大まで息子を送り込んだ私の親としての体験談がお役に立てばと思っています。
志望大学に関しては家族会議を行いました。
高校三年になってから、成績はいつもビリの方だった息子が「やはり大学に行きたい」と言うようになり
妻とは専門学校に行かせようかと話していた所だったのですが、息子の願いをかなえてやりたいと思い
大学に行く方向で志望校などについて家族で話し合いをしました。
息子が高校三年になった6月頃だったと思います。
最初は入れる大学を探そうという内容を話したと思いますが、息子の想いが強く、浪人してでも有名私大に入りたいというのでその意思を尊重してあげる事にしました。
息子の当時の偏差値が40位でしたから、正直難しいとは思いましたが、息子の意思を尊重して志望校は決めさせました。
私も高校時代に成績が悪かったのですが、一浪して都内の有名私大に合格した口でしたので、勉強の仕方についてはアドバイスができると思っていました。
ただし、選択科目の選び方などは私の時代と大分変わっているのは知っていましたので、プロの家庭教師の仕事をしている私の友人に色々な情報を教えてもらいました。
選択科目の制度などは色々と変わってはいるようでしたが、相変わらず英語ができなければ話にならない点は変わってないとの事だったので私でもアドバイスはしてやれるかなとは思っていました。
息子が高校三年の時は、私の友人に格安で家庭教師はやってもらうようにしました。
私が受験生だった頃は、暗記系のものは高校三年のうちでもできるので、それらを早めに身につけるようにしていました。
そうすると、浪人してから飛躍的に成績が伸びた記憶があったので、息子にも同じようにアドバイスをして友人の家庭教師に暗記系で先にやっておいた方が良い部分をピックアップしてもらって、それを勉強させるようにしました。
残念ながら現役の時には志望校ではない一校だけ合格となったのですが、そこは蹴って予備校に通わせました。
予備校は代ゼミか駿台が良いかと思っていたのですが、息子の強い希望もあったので、東新に行かせることにしました。
一応ネットでクチコミなどを参考にしたのですが、息子がどうしても東新に通いたいというので、その意思を尊重させました。
体験授業を受けた英語の先生がとても良かったので、その先生に習いたかったようです。
受験費用まで含めて200万円を見積もっていました。
意外とテキスト代が必要になったのを覚えていますし、私の時には予備校で単科で受けたい授業があっても、お金の関係で受けられない事もあったので、
そういう思いはさせたくないと思ったので大目の予算を確保しました。
知人に相談したところ「多すぎないか?」とは言われたのですが、やる気になった息子のために、積み立てておいた150万に妻のへそくりを50万プラスして予算としていました。
私は浪人当時、夏の初めくらいから急に偏差値があがるようになったのですが、息子も同じで浪人してからもしばらくは偏差値があがらずに焦っている様子があり、それを私たちに見せまいとしている姿を見ているのが辛かったですね。
でも、暗記物の進捗を確認すると、かなりのレベルで頭にはしっかりインプットされている様子だったので、落ち込む息子を見ては、私は「大丈夫、夏までの辛抱だから」と励ましていました。
私の読みどおり夏過ぎから飛躍的に偏差値も伸びて、模擬試験でも志望校の合格判定が上がってくるたびに物凄く喜ぶ息子の表情を見るのが嬉しかったですね。
何よりも成績が上がりだしてからは勉強の面白さを見つけてくれたようで、そういう息子の一面が見れたことも親としては嬉しかったです。
ご自身が受験体験をお持ちの方が殆どだと思います。
私は自分が受験する際に周囲に大学受験成功者が一人もいませんでしたので、自分のやっていることが正しいのかどうかがいつも不安でした。
私の息子も大学合格後は「お父さんのアドバイスがなかったら、心が折れていたかもしれない」と言ってくれていますので、やはりまだ20歳前の子供たちには、どんなことでも良いので不安を取り除くようなアドバイスをしてあげる事が重要だと思います。
私の経験もアドバイスも大したことはないのですが、それでも息子はとても参考にしてくれていました。
皆さんも大変だとは思いますが、常にお子さんにアドバイスをあげるようにしてみてください。