大学受験生を持つ保護者、家族、親の心得や子供との接し方、アドバイスなど、実際に体験されたかたの体験談を集めました。
大阪府在住の専業主婦です。昨年大学受験をした子供が一人おります。40代です。
志望大学は、子供が高校2年生の時に第一志望校と第一志望学部、学科まで決めていました。その時は軽く話し合いをした程度でした。
本人は、夏ごろからオープンキャンパスに行き始め、大学の資料なども沢山取り寄せしました。
高校2年の3学期になる頃、最初の話し合いをしました。第3希望位までの大学を聞いて了承していました。
滑り止めの学校もそろそろ決めておく為に春休みに話しあいました。
最終的には高校3年夏ごろに受ける予定の学校を全て決めましたが、最終決定したのは本人です。
学校の進路指導懇談などで最初から知っていましたし、自分でもインターネットで収集したりしました。
塾などで配られる情報誌や、大手予備校などの説明会、ホームページなどでも知りましたし、受験応援サイトなどでも情報を得ました。
子供が高2になる事には、学校で詳しい説明が何度かありましたので、ほぼ全部知っていました。
大手予備校の春期や、夏期にある講習会の講座を何度か利用していました。子供が体験入学や、説明会に自分で申し込んで行き、最終的には自分で決めてから相談にきましたので、了承しました。
学校からは取りあえず50万円位はいりますと聞いていたので、その位はすぐ出せるように用意していました。
私立の場合は、先に入学金を納めないといけない所もあるのでその場合に為に、もう100万位はすぐ出せるように用意していました。
受験する学校が多い人は、もっとかかっていたように思います。
親として辛かった事は、毎日毎日遅くまで頑張っている子供に対して、美味しい食事を作ったり体調管理をしたりとその位しかできなかったこととがまず第一です。
それと、模試などで良い判定が出た時は嬉しかったのですが、今いちの判定で本人がすごく落ち込んだりしている時は、どのような声掛けが良いのか解らなかったので、自分で克服してもらうしかなく、時間を待つのみという所が大変でした。
センター試験が始まり、結果を採点し、センターリサーチで最終の判定が来た時は、どこにしても受かる可能性は100%ではないと言う事が解っているだけに、どこに決定したらよいのがハッキリとは言えなく、結局本人の意思を尊重しつつ、現実を親が言うという感じでそのギャップが少しあったので最終決定をし願書を出すまでの間が本当に長く感じました。本人も辛かったと思いますが、親の方も胃が痛くなるような数日だった記憶があります。
また、二次試験までの間が結構あるのでその間は本当に地獄のような日々です。本人もラストスパートをかけて頑張りますが、それが当日どう出るか、毎日毎日、受験が頭から離れず、毎日がどう過ぎたか忘れる位長く感じました。
受験は家族みんなで協力しないと乗り越えられない事が多いと思います。大学を受ける年齢になっていても実はすごくナイーブな時もあります。
平気なようで、本人も心のケアを求めてくる時もあります。
親の方がどんと構えられていればいいのですが、私はなかなか気になって自分もかなりきつい毎日でした。
できる事なら、ゆったり構えられた方がいいと思います。
今となってはですが、父親の関わりも重要です。うちの場合は、帰宅が遅かったりして報告することで済ましがちでしたが、本人は親の意見ももっと参考にしたかったようです。
わが家は、子供が理系で、私たちが文系だったため、余り的確なアドバイスはできませんでしたが、その分学校の先生や、塾の先生などにお世話になりました。学校の先生はいつでも相談に乗って下さるので、何かあればすぐ聞かれる事をお勧めします。
どこを受けた方がいいとかは言われませんでしたが、過去問など随分教えていただいていたようです。
受験に関しては、ほとんど先生方に教えていただいたといっても過言ではありません。
悩みや迷い事があればまず、ご相談されるといいと思います。