2014年1月18日(土)・19日(日)に行われた2014年度センター試験の、各予備校の解答速報、設問分析、難易度に関するサイトをまとめました。また、河合塾、駿台(ベネッセ共催)、代々木ゼミナール(代ゼミ)、東進ハイスクールの、各大手予備校が公表している難易度、講評、予想平均点を一覧にしました。
地理歴史 - 大手予備校講評比較
世界史B | 日本史B | 地理B |
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[難易度] 河合塾 : 昨年並み 駿台 : 昨年並み 代ゼミ : やや難化 東進 : 昨年並み |
[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : やや難化 代ゼミ : やや易化 東進 : やや易化 |
[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : 昨年並み 代ゼミ : 易化 東進 : やや易化 |
[講評・その他] 河合塾 : 4文正誤判定問題が大幅に減少、語句選択問題が増加。 駿台 : 文章選択が大幅減。戦後史の出題が大幅増。難易は昨年並 代ゼミ : 正誤判定の分量が大きく減少し、代わって語句選択問題が増加したが、難易度の高い用語の出題も増加。 東進 : 出題形式は例年通り。欧米・アジアが中心であるが、近・現代史、とくに第二次世界大戦後の出題が目立った。 |
[講評・その他] 河合塾 : 例年通り、地図を利用した出題や図版・史料・表・グラフの読解問題がみられた。手塚治虫の人物史が出題された。 駿台 : 人物史が復活し手塚治虫が扱われた。資料読解力と時代の流れを掴む力がカギ。やや難化 代ゼミ : 問題量・出題分野は例年通り。手塚治虫の漫画が使用されたが設問には関係なかった。 東進 : 原始時代(縄文時代・弥生時代)と人物史が復活、全体的に易化 |
[講評・その他] 河合塾 : 大問テーマは昨年までと同じであるが、解答しやすい問題が増え、やや易化。資料として目新しい図表や写真が使用されているが、問われている内容は基本的な学習で対応できるものである。 駿台 : 例年と同様に、多様な資料が扱われ、地理的考察力が問われた 代ゼミ : 図表、統計資料の分析、文章の判定に迷う設問が減り、即答できる問題も散見され、難易度は昨年度に比べて易化している。 東進 : 歴史的背景・経緯を問う新傾向もみられるが、難易度はやや易化 |
[予想平均点] 河合塾 : 68点 駿台 : 64点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 66点 駿台 : 64点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 68点 駿台 : 66点 代ゼミ : 点 東進 : - |
公民 - 大手予備校講評比較
現代社会 | 倫理 | 政治・経済 |
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[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : やや易化 代ゼミ : 昨年並み 東進 : 昨年並み |
[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : 易化 代ゼミ : やや難化 東進 : やや易化 |
[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : やや易化 代ゼミ : やや難化 東進 : 昨年並み |
[講評・その他] 河合塾 : 出題分量、出題形式(組合せ問題、図表問題、空所補充問題)ともに変化なし。知識重視の出題傾向も例年通り。昨年と同様、空欄補充問題、「調べ学習」に関する問題が、各1問出題された。 駿台 : 国際経済の出題が減少し、日本社会の課題が分野横断的に問われた。昨年よりやや易化 代ゼミ : 形式面・分量ともに昨年を踏襲し、各分野からバランスの良い出題。知識とともに考察力・分析力が求められ幅広い学力が問われている。 東進 : 出題形式に変化はない |
[講評・その他] 河合塾 : マーク数が38から37に1つ減少したが、標準的な問題を中心としたバランスの良い出題。 駿台 : 昨年の形式を踏襲しつつ、細かい知識を問う問題が減少した。昨年より易化 代ゼミ : 大問の出題分野の構成などに変化はないが、基本事項以外の出題や3、4行の選択肢が増えたので、やや難の観がある。 東進 : 小問数が38から37に減少。大問数は4問で昨年度と変わらず。知識力と理解力とをバランス良く問う構成であった。 |
[講評・その他] 河合塾 : 年号に関する知識を前提とする問題が増加した。政治史や経済史に関する分野については、教科書に記載されている基本的な年号についてもきちんと押さえておきたい。 駿台 : 各分野から広く出題され、統計資料や憲法に関する設問が目立った。昨年よりやや易化 代ゼミ : 大問数・設問数と大問の出題分野の構成は昨年と変わっていないが、正確な知識を必要とする設問が多く見られた。 東進 : 基礎的な知識と理解を着実に身に着けておけば得点できる問題であった。 |
[予想平均点] 河合塾 : 62点 駿台 : 64点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 57点 駿台 : 64点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 56点 駿台 : 57点 代ゼミ : 点 東進 : - |
国語・英語 - 大手予備校講評比較
国語 | 英語(筆記) | リスニング |
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[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : 昨年並み 代ゼミ : やや易化 東進 : やや易化 |
[難易度] 河合塾 : 昨年並み 駿台 : 昨年並み 代ゼミ : 昨年並み 東進 : 昨年並み |
[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : 昨年並み 代ゼミ : 昨年並み 東進 : 昨年並み |
[講評・その他] 河合塾 : 〈現代文〉第1問(評論)は、日本の近世社会で漢文学習の果たした役割を、中国における古典文の有り様を引き合いに出しつつ論じたもの。昨年の小林秀雄とは異なり、現在活躍中の著者による文章からの出題。単に傍線部そのものについて問うだけでなく、傍線部が本文において果たす役割を問うなど、幅広い読解力と柔軟な思考力を要する設問が増えた。 第2問(小説)は、岡本かの子が昭和13年に発表した短編小説の全文。一昨年以来、大正~昭和初期の文章の出題が続いている。字数は約5200字と非常に長いが、昨年に比べれば読みやすく、設問も昨年に比べれば解きやすくなっている。〈古文〉本文は有名出典『源氏物語』(夕霧の巻)からの出題であった。頻出の和歌の問題、表現の問題が出題されなかった。 〈漢文〉河合塾の2013年度夏期講習「東大国語」「東大古典」で使用した文章が出題された。 駿台 : 小説で分量が大幅に増加。全体として論構成を重視する傾向がより顕著で昨年並に難しい 代ゼミ : 全体として出題形式に大きな変化はない。昨年に比べて本文は読みやすいが、手応えのある問題も数多く見られる。 東進 : 現代文では評論文の出来がカギを握る。古文はやや易。漢文は例年並み。 |
[講評・その他] 河合塾 : 第3問で新傾向の出題があった。全体として、必要な情報を素早く読み取り、内容を把握する能力を問う問題が出題されている。 駿台 : 第3問Bが新傾向。今年もさまざまな読解スキルが求められた。難易は昨年並 代ゼミ : 形式面で若干の変化はあるが、難易度は昨年並み。 東進 : 新形式の出題が見られるも、全体の傾向は変わらず |
[講評・その他] 河合塾 : 基本的なリスニング能力を問う出題。形式および設問数(25問)に変化はない。読み上げ文の総分量、設問・選択肢の語数も大きな変化はなし。目新しい問題は見られず、過去問にしっかり取り組んでいれば、無理なく対応できただろう。全体的に基本的なリスニング力が問われる出題であった。 駿台 : 出題形式・配点に変更なし。素早く情報を処理する力が求められた。難易は昨年並 代ゼミ : 大問構成・配点、形式ともに変化はない。設問・選択肢ともに、ややこしいものはほぼなく、難易度は昨年並みか 東進 : 問構成、設問数、配点とも変化なし |
[予想平均点] 河合塾 : 99点 駿台 : 100点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 120点 駿台 : 122点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 33点 駿台 : 32点 代ゼミ : 点 東進 : - |
理科 - 大手予備校講評比較
物理I | 化学I | 生物I |
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[難易度] 河合塾 : 昨年並み 駿台 : やや易化 代ゼミ : やや易化 東進 : やや易化 |
[難易度] 河合塾 : やや易化 駿台 : やや易化 代ゼミ : 昨年並み 東進 : やや易化 |
[難易度] 河合塾 : 難化 駿台 : やや難化 代ゼミ : やや難化 東進 : やや易化 |
[講評・その他] 河合塾 : 工夫を凝らした設定の問題が増えた。 駿台 : 物理現象の原理を身近な素材を用いて考えさせる問題が出題された。昨年よりやや易化 代ゼミ : 問題そのものは基本的である。設定や問い方が工夫された設問が見られたが、難易度としては昨年に比べてやや易化。 東進 : 設問数とマーク数がともに1つ減少した。分量が減り、受験生の負担も軽くなった。昨年よりやや易化した。 |
[講評・その他] 河合塾 : 無機・有機の分野はやや難しい出題が見られたが、理論分野で取り組みやすい問題が多かった。 駿台 : 実験・考察問題がいくつか出題されたが、全体的には素直な問題が多かった。昨年よりやや易化 代ゼミ : 問題量、出題形式、出題内容ともあまり変化は見られず、難易度的にもほぼ昨年並みであった。 東進 : 大問数、マーク数に変化なし。設問数が2つ減少。出題内容と形式は昨年を踏襲。 |
[講評・その他] 河合塾 : 大問数に変化はなかったが、問題のページ数が増え、問題文の分量や図と表の数も増加した。 駿台 : 図・グラフや選択肢数の増加など考察に時間を要する問題が多い。昨年よりやや難化 代ゼミ : 知識問題・考察問題とも標準的な内容が中心だが、問題のページ数や図・表・グラフの数など問題量は大幅に増加した。 東進 : 大問数は変化なし、設問数は減少。基本的な知識を問う問題が増加した。考察問題は、データの分量は増えたが易しく、難易度は昨年度よりやや易化。 |
[予想平均点] 河合塾 : 60点 駿台 : 66点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 70点 駿台 : 67点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 53点 駿台 : 58点 代ゼミ : 点 東進 : - |
数学 - 大手予備校講評比較
数学IA | 数学IIB |
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[難易度] 河合塾 : 易化 駿台 : 易化 代ゼミ : やや易化 東進 : 易化 |
[難易度] 河合塾 : 昨年並み 駿台 : 昨年並み 代ゼミ : 昨年並み 東進 : 昨年並み |
[講評・その他] 河合塾 : 昨年難しかった2次関数と図形が易しくなり、全体として易化した。 駿台 : なじみのある典型的な出題が多く、難易は昨年より易化した。論理と期待値が出題されなかった 代ゼミ : 出題の形式に変化はないが、目新しいテーマの出題が多い 東進 : 大問数、大問構成とも変化なし。 |
[講評・その他] 河合塾 : 例年とは異なる出題が2年続いた。第1問は2年連続で三角関数の出題がなかった。 駿台 : 出題形式の変更はなし。三角関数の出題がなかった。難易は昨年並 代ゼミ : 昨年の傾向をひきついで、三角関数の出題がなくなる 東進 : 大問数には変化がない。問題によって誘導が丁寧である箇所とそうでない箇所の差があり、解きにくい問題もあったが、全体的には昨年並みの難易度と思われる。 |
[予想平均点] 河合塾 : 65点 駿台 : 66点 代ゼミ : 点 東進 : - |
[予想平均点] 河合塾 : 54点 駿台 : 56点 代ゼミ : 点 東進 : - |
2014年センター試験リンク集
2014年1月18日(土)・19日(日)に行われた2014年度センター試験の、各予備校の解答速報、設問分析、難易度に関するサイトをまとめました。
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